「つか、部活だるくね〜」
「それな。引退間近だけどサボりて〜」
1時間目終わりの5分休憩。話しているのは家に電子レンジが無いらしい山田と、家に居場所がない僕。後ろには顧問。
「あー、今日マジで部活サボりて〜。テニスじゃなくてスマブラでスマッシュして〜」
そう話すこの男の後ろには、顧問
クルッ(ふと後ろを振り返る)
目が合う。トキメキ、というか、ドキドキ、というか、動悸。
「いやでも、もうすぐ引退だし全然やる気あるっていうか、あれ?お前やる気ないの?帰った方がいいよ?」
光の速さで弁明しました。
「え?え?え?」
いやー、心の臓の髄まで冷えました。もう眼差しが、冷たい。顧問の眼差しが人殺せるレベル。なんならもう何人か殺してました、あの目。間違いなく次のターゲットは僕です。
なんで部活がダルいかというと、最近の練習が割と団体戦に出場する人メインだからですね。と言っても高一の頃よりは俄然マシです。部長が優しいから。
明日は試合観戦です。高3の引退間近で後輩と共に応援するこの体たらく。後輩と共に一生懸命働く。高3になれば掴めると思っていた楽。
ちょっとスプラトゥーンをしていたら来る土曜な訳です。さっきまで明日だった試合観戦がもう今日。やっぱり24時間制辞めませんか?27時間にしてもみんな割と気づかないって。
ワンチャンコートに隕石が落ちたりしませんかね。落ちた隕石の影響で試合がなくなり、自転が変わり、1日が27時間になり、地球の表面温度が上がりに上がりまくって地球温暖化どころの話じゃなくなり、晴れて環境問題が解決。全員が難民になる事で難民問題も解決。ハッピーーーエンド。寝ます。