ふと横を見たらエラジカが草でも食べてそうな寒さの中、今日も今日とて部活に行きました。殺される2秒前のような顔をしてバス停に向かう僕の姿は、そろそろドキュメンタリーされてもいいのではないでしょうか。プロフェッショナル、部活の流儀、みたいな感じで。いいですね、それ。時々僕単体のインタビューシーンが映るのです。
ーあなたにとって、部活とは。
あれですね、罰。怠惰な生活を歩む僕への、罰です。どうせ何もしないでしょ、なら部活行きなさいよと。そんな感じです。
ーテニスとは。
僕が5年やっていても全く上手くならなかった競技です。5年間もアプローチしているんですが、一方的に振られます。掴みどころのない仕事の同僚というか、でも実は優しいところもあるって感じの、そんな奴です。恋愛物だったら主人公が最終的に結びつく奴。
ー顧問とは。
サイコパス。人とは思えない。生物として存在する中で最も邪悪な存在。宇宙から僕を殺すために送り出された悪魔。マザーテレサの対義語。
ー部活がだるいと思う時はあり
あります。ありまくります。余りあるくらいあります。何ならだるいと思わない時の方が少ないです。だるいなぁと思いながら登校して、だる過ぎるなぁと思いながら準備をして、だっっると思いながら打って、だるいなぁと思いながら帰ります。
ーあなたの目標は。
引退。
あぁ、良すぎます。このプロフェッショナルがあったら絶対見ます。共感でヘッドバンディングかまします。まぁ、いつも顧問の前でヘッドバンディングしてるんですけど。あー、明日も部活か。だる、ダル、dull。ダルダルソース。
寝ます。
※エラジカではなくヘラジカでした。とんでもなく偉そうなシカが生まれました。シカ風情が。
