今週のお題「手づくり」
今日ラザニアを一人前作ったんですけど、横綱の一人前?ってくらいの量ができてしまいました。よく見るとパッケージに3人前と書いていました。手作りってなんとも難しい。というか、手作りに嫌な思い出しかありません。
小学生の時、なぜか強制的にエプロンを作らないといけない授業あったじゃないですか。そうそう、家庭科。「針に糸を通すかのような」ってよく言いますけど、本当に針に糸を通すバカがいるか!と思いながら、15分くらいかけて糸を通していたあの授業。糸通しの存在に気づいたのは、小学校六年生の終盤でした。あんな誰か分からないおじさんじゃなくて、いかにも針に糸を通せる顔の人をデザインしてくれればよかったのですが。
さて、エプロンづくりが始まって、これ労働じゃない?って思いながら渋々作っていたんですけど、あのミシンとかいう野郎が本当に言うことを聞かなくて。関ケ原の甲冑兵かってくらい縦横無尽に駆け回ります。エプロンが戦場と化していました。
ふと隣を見るとこちらもまた焼け野原で、お互い頑張ろう、生きて帰ろう、と心の中で思いつつ黙々と作っていました。
45分の苦行が終わり、さて教室に戻ろうとした時、エプロンが何やら重くなっていました。エプロンならざる重量に驚き、エプロンを見てみると、隣のやつと繋がっていました。エプロンとエプロンが気づかぬうちにリレーションシップを持っていました。意図せぬ共同作品。
確かに途中からミシンが暴走していて、おじいちゃんの運転するプリウスみたいになっていました。その時につながったのでしょう。向こうも向こうで暴走していて、それが今回の事故に発展した模様です。免許返納は早くしないとな、と思いました。
もうそれからエプロンを作る気がなくなって、放課後残らないといけないところをバックレたりした結果、家庭科の成績が学年ワースト5位くらいに入りました。二度とモノづくりをしないと心に決めました。
そして最近、先輩への色紙を早く作れ早く作れと言われています。試しに一回メッセージを貼ってみたところ、あ、これホラーゲームか何かで見たなって感じの色紙になりました。恐らく先輩は僕からの色紙を一刻も早く神社に持って行き、お祓いをしてもらった方がいいでしょう。
手作りなんてするもんじゃないですよ。結局プロに任せるのが一番です。ところで、色紙のプロ知りませんか?