学生日記

学生の、日記です。

テニス人生冬景色

テニス部で僕がロブばかり打っていたら、あだ名がLOVEマシーンになりました。ロブしか打たないっていうか、打てないんですけど。

テニスを始めて四年目です。ボール集めと球出しにおいては群を抜いてうまいんですけど、テニスの腕前でいうと、三日目?ってくらい下手です。男子三日合わざれば刮目してみよ、っていうんですけど、四年たっても目も当てられないプレイングです。

そんな僕のラケットは、四年前に買った初心者用ラケットです。最初はデザインが子供っぽいということで嫌だったんですけど、四年もたてば愛着もわきます。傷なんか数えたらきりがありません。杉下右京亀山薫くらい深い相棒です。サトシとピカチュウでもいいんですが。試合には電光石火のごとく負けるんですけど。

そんな相棒なんですが、つい最近壊れて、そろそろ買い替えるかーということで店に行ったのが一昨日です。あっけない最期でした。パキッという軽い音がして壊れました。

買いに行ったはいいんですけど、どのラケットがいいか全然わかりません。とりあえず黒ってかっこいいので、黒いラケットを選び、レジに持っていったら「さすがに試し打ちとかしない?」とおばあさんに言われました。早く帰りたいので怒涛の如く断ったんですが、相手も怒涛の如く試し打ちをすすめてきます。ナダルジョコビッチくらいの接戦を制したのは、相手の方でした。流石に折れて、試し打ちをすることにしました。僕はこのおばあさんを試し打ちババァと呼ぶことにし、絶対にこいつがいる前でラケットを買わないことを決意しました。

僕は週一でテニススクールに行っていて、その店とつながっているので、テニススクールで試し打ちすることになりました。コーチの指導の下いつも通り打っていると、「そのラケット、多分君には向いてないよ(笑)」って言われました。コーチによると強い当たりはできるけど、回転がかからないから上級者向けなんだそう。テニス歴四年の初心者には少し厳しいらしいです。

 

た、試し打ちババァ……!

 

試し打ちババァのおかげで黒いラケットを買うことはありませんでした。もし「黒はかっこいい」という安直な理由でラケットを決めていたら、なぜか上級者のラケットを持っている初心者になっているところでした。ありがとう、試し打ちババァ。さて、次はどのラケットにしましょうか。赤ってかっこいいですよね。