テニス部ボール集め担当、URです。
最近大会も近づいてきて、みんな気合が入っています。今日はなんとコートで練習。これは非常に珍しいことです。朝起きて冷蔵庫開けたら卵入れるところにドラゴンボール9個あった感覚です。いやぁ、本当に珍しい。
ボール集めのゆかいな仲間たちも、久しぶりのコートに気合が入っています。いや、ちょっと入りすぎなくらい入っています。「隣のコートにボールいきました!」一同「「「すみません!」」」「校長先生来たぞ!」一同「「「こんにちは!」」」「あーミスった」一同「「「「ドンマイ!」」」いや、ホストか。
そんな飲み会のコールや激しめのバンドのライブを彷彿とさせる返事なんですが、僕とK君だけ声が小さくて、しょっちゅう同級生に怒られてます。しかし、怒られることには慣れてきました。K君に至っては、もはや気配を消すという高度な技を身に着けています。もしかしたら前世はニンジャなのかもしれません。それくらい気配を消すのが上手です。テニスの腕前は置いておいて。
さて、僕はというと、残念ながら前世で何か罪を犯したのでしょう。テニス部界のアダムとイヴです。それくらいしっかり怒られます。高2にもなって、まだ怒られます。怒られすぎて、あーこれ怒られるなーという雰囲気がわかってきました。そして、謝罪の質も上がってきました。なんというか、謝罪に関してはプロです。謝罪会のジョコビッチ。ジョコビッチ謝れという話なんですが。
しかし、四年も続けてきたうえ、テニススクールにも通っているため、やめるにやめられません。長年付き合ってきた彼女的な。いや、彼女なんていたことないんですけど。そんなドロドロとした関係が、僕とテニスの関係です。もはや僕とテニスで少女漫画一本かけるような気がします。タイトルは「テニスの王子様」でいきましょう。