学生日記

学生の、日記です。

よく考えたら、レトルトの卵かけご飯って、それもう自分で作った方が早くない?

卵を溶きまして、ご飯にかけます。卵かけご飯の出来上がりです。

なぞかけも料理もできません。生まれてこの方16年、いまだまともな料理を作ったことがありません。

作ろうとしたことはあります。何回か。でも、危なっかしいことこの上ない。ゆでれば火事、焼けば木炭、切る姿は殺人鬼。作り始めて三分であきらめるので、実質三分クッキングです。結局レトルトや冷凍食品ばかり食べてしまいます。

しかし最近のレトルトは進化したもので、箱ごとレンジでチンで、袋から出してご飯にかけるだけで食べれるカレーなんてものもあります。レンジでできるのでもはや僕すら必要ありません。うちの部活みたいですね。はぁ。

それでかつ自分が作るよりもおいしい。流石にできすぎではないでしょうか。将来人類を滅ぼすのは、レトルト食品かもしれません。いや、さすがに人類には遠く及びませんが、少なくとも僕よりは便利です。料理の美味さ、上手さにおいては。

「料理の美味さ、上手さおいては」僕より上でしょう。しかし、レトルトなんかに負けていません。レトルトって、ほら、愛情がないというか。僕が作る料理には、そうです、愛情があるのです。ご飯に卵を掛ける段階で、愛情を入れます。そうすると、あら不思議、パリパリしたものが入ります。そうです、それが愛情です。え?ただの卵の殻?

だんだんレトルト食品に対してマウントをとっている自分が悲しくなってきました。そのうち愛情のこもったレトルト卵かけご飯が出るでしょう。そうなると、いよいよ僕の出番は完全になくなりそうです。しかしレトルトに愛情がこもるその日まで、レトルト卵かけご飯が誕生するその日まで、僕は愛情たっぷりの卵かけご飯を作るとしましょう。