学生日記

大学生です。無能って感じのデクです。

人生打ち切り

ゲームは進化しています。

妖怪ウォッチポケモン、マリオ、スプラトゥーンドラクエなど、小学生の頃は多くのゲームと触れ合っていました。友達と汗を流しながら倒したボス、部屋をうろうろして集めたゲームコイン、やたらとポケモンが強かった清水、当時つらかった努力値振り、清水のコイキングと伝説ポケモンを交換させられた僕。もう思い出しかありません。

そんな小学校生活を送った僕ももう高校生です。チャップリンの映画くらい慌ただしい早送りの毎日を過ごしています。そんな忙しい毎日の合間を縫って、僕はゲームをしています。前友達とスマブラをしていた時に、上スマをぶっぱしながらこんなことを言われました。

「俺最近ゲームなんかほとんどしてない」

衝撃を受けました。おい、お前、嘘だろ。昔一緒にスプラトゥーンで塗りあった仲じゃないか。僕は横スマを放ちながら言いました。

「いや、逆にゲーム以外にすることある?」弱

「うーん、買い物とか?」回避

「目的も一緒に行く人もいないでしょ」回避読みDA

「いや、俺彼女いるから」復帰

僕は思いっきり横Bを打ちました。吹き飛ばされる友人。ゲームセット。僕の勝ちです。

…勝ちです。

……勝ち…

………

いろいろなゲームを攻略してきたこの16年。数多の世界を救ってきたわけですが、この瞬間、自分が救われない境地に達していることに気づきました。

ふと自分のステータスを見ると、もう見るも無残です。そろそろ「残念な生き物図鑑」に載るんじゃないかってくらい、低いです。

学力ないし、おしゃれもしないし、夢も目標もありません。離す君も、何なら話す人もほぼいません。なんでしょうかこの最低な魔法の絨毯は。助けてジーニー。

確かに、僕はもう高校生です。もし大学に行けなかったら、この「学生日記」は「高卒日記」もしくは「一浪日記」になるでしょう。もしかしたら「二浪日記」になるかもしれません。二浪系日記。そんなラーメンみたいな名前にはなりたくなりません。今は大事な時期です。

そんな大事な時期を、僕はスマブラに溶かすのでしょうか。否、否、否!この学生生活で何かを、何かをしなければなりません。しかしゲームからは足を洗えません。どうしたらいいのでしょう。

そこで、このゲーム「エンジニア騎士とクリエ何とか」です。このゲームはすごいです。何がすごいって、ゲーム感覚でプログラミングができる事です。

もう、プログラミングと言えば、神の領域ですよ。暇を持て余した神々の遊びフリーザ対悟空。ルフィ対カイドウ。錦織対ジョコビッチ。それがプログラミングです。そんなプログラミングが、ゲームで!?僕ももちろん新規登録を(半ば適当に)して、始めました。

チュートリアルなんて必要ありません。とにかく「冒険」という欄があったのでクリックしました。まずは難易度easyからです。

「魔法使いの村」なるほど。僕も魔法使いみたいなところあります。行ってみよう。何らかの敵が出てきて、それを倒す、そう思っていました。出てきたのはなんと問題。

あー、ね。Hellテーブルね。僕の家にもある。花瓶とかおいてる。レコード?あの音楽聞くやつ?vaecher、id、name…?

レッスンがあるらしいです。この問題を解くための。よかったよかった。早速見てみました。

五分後、僕はそっと、パソコンを閉じました。

 

 

 

 

 

 

…俺たちの冒険は、はじまったばかりだ!

paiza特別お題キャンペーン「ゲームでプログラミング力を試してみよう」

paiza×はてなブログ特別お題キャンペーン「私がハマったゲームたち」「ゲームでプログラミング力を試してみよう」
by paiza

消えたアイスの行方

いや、別に、全然気にして無いんですけど、なんか、早いんですよね。

確かに、僕がアイスを買ったのは結構前です。スーパーで買った20個セットくらいの箱入りアイス。ついに最終形態に入りつつある夏の暑さに備えて、一週間くらい前に買いました。

それを毎食後食べるのが割と1日の楽しみでもありました。オレンジ味が好きなので、オレンジ味を後に残していました。

なんか、オレンジのアイス、少ないんですよね。少ないというか、ない。心なしか。

1日一個食べていたら普通20日後になくなるはずなんですけど、7日経った今日、ブドウのアイス一つしか残ってありませんでした。そのアイスも、今は僕の胃の中に居ます。

さて、気になるのは、無くなったアイスの行方です。

我が家の防犯は確かに杜撰です。常日頃から換気しています。トイレも換気しているので、たまにトイレから近所の人と目が合います。挨拶は大切なので「こんにちは」と声をかけるんですが、向こうは挨拶を返してくれません。なぜでしょうか。僕が便座の上に居るからでしょうか。挨拶と用便。二つの用を足しているの、ハイブリッとじゃないですか?汚らしい話になってきたので話を戻しましょう。

しかし、いくら我が家のトイレが無防備だったとて、冴えない我が家に泥棒が来るでしょうか。多分、近所の川田さんの方が狙われやすいでしょう。川田さんの家は豪邸です。前入ったら、玄関が大理石でできていました。さらに部屋の装飾はもちろん、防犯もすごかくて、危うく捕まりかけました。

仮に泥棒が我が家に入ったとしても、オレンジのアイスを食べるような悠長な泥棒はいないでしょう。それに、僕はほぼ一日中家を警備していましたが、誰も部外者は来ませんでした。スマブラで鍛えた僕の目を掻い潜ることができるのはルパンくらいです。

恐らく、多分、確実に家族です。十中十十、家族です。

問題は家族の中の誰かということです。長い間家にいない父はまず除外されます。妹か、母。ここで計算してみましょう。

20個のアイスが7日で無くなりました。一日3つのペースで食べられていたことになります。一人が1日にアイスを二つも食べるでしょうか。

追えー!奴らがルパンだー!

出たい、甲子園(野球経験、度胸、やる気なし)

甲子園野球を見て、これ本当に同い年?ってなっています。汗水たらして必死にボールを追いかける姿を見ていると、暑いのによくやるよなぁ、と思います。

僕はというと毎日汗水たらして必死にボールを集めています。いい言い方をすると、「捕球」というんでしょうか。悪い言い方をすると「球拾い」です。さらに悪い言い方をすると、「後輩の打った球拾い」です。これ以上はやめましょう。

部活が終わると、サヨナラ満面の笑みでホームランです。

今日も部活に行ってホームインしてスマブラだ!と思っていたんですが、なんと家族でコロナが出てしまい、部活に行けませんでした。夏最後の試合にも参加することができず、いやー、もう、本当に、

ラッキーー!

顧問に満面の笑みで「大会に出ることができず本当に残念です」と送り、甲子園でも見るか―、と思い、最初に戻ります。

頑張っている同い年を見ていると、母から「あんたは今日何をした?」という160キロストレート球を食らいました。

確かに、僕は今日、というか今のところ僕は人生で何を成し遂げたわけでもありません。小学生の時絵のコンクールをもらった時以降、何も賞は取っていません。もしかして、このままだとまずいのでしょうか。

将来が心配になってきたので、就職面接の質問に挑戦することにしました。

Q1 自己紹介をして下さい

A 本日は貴重な時間をいただき有難う御座います。URと申します。小学生の絵のコンクールで一位を取った経歴があります。好きな食べ物はオムライスです。アボカド以外嫌いな食べ物はありません。

Q2 学生時代頑張ったことは何ですか?

A テニス部で球拾いに従事していました。ボランティア活動や国際交流に励んだわけでは決してなく、ポケモンスマブラに時間を溶かす日々を送っていました。何かのリーダーになった覚えはなく、しかし気づかぬうちに責任者となっていて顧問から幾度となく怒られていました。

Q3 あなたの長所は何ですか?

A プルンと蒟蒻ゼリーを一度も噛み切らずに食べきることができます。

Q4 将来の夢は何ですか?

A 石油王。もしくはYouTuberとして一攫千金を目指したい所存です。

 

ダメです。受かるビジョンが浮かびません。あー、せめて野球部に入って甲子園に出ていればよかった。いや、球拾いの場所が変わるだけか。

スマブラ、するか。

暇。

暇というものは、ここぞというときに来ず、いらない時に来ます。思わぬ休みを得、何しようかと考えているうちに、時計が回りまわって三時を指していたので、筆を執った、というか、マウスを取った次第です。

もうそろそろ根が生えるんじゃないかってくらいパソコンの前に座っています。YouTubeを開くと恐ろしいくらい「見るか見ないか微妙なライン」の動画が転がっています。一つ見てみると、横にズラーっと「見るか見ないか微妙なライン」の動画が現れます。次々と現れる動画を何とかさばいているうちに、一時間。あぁ、あぁぁぁ恐ろしい。

YouTubeは恐ろしいと思い、ツイッターを見ると、まぁこれも恐ろしい。いろいろな情報が東名高速上りかってくらい渋滞しています。

あぁ怖い怖い、と思い、次はインスタを見てみます。友達とバーベキューだぜウェイ、スタバなう、彼女とデートなう。見れば見るほど無心になっていきます。ダメだ、このままだと悟りを開いてしまう。

インスタなんて二度と見るか!と思い、YouTubeを見ます。あぁYouTubeは恐ろしいと思い、ツイッターを見ます。永遠に増えるタブ。時間を無駄にしているという実感。永久機関

そうです、永久機関です。人類が研究して、不可能だと分かった、あの永久機関が、我が家で起こっていました。これを何とかしてエネルギーに活用できたら、僕はノーベル賞を取れるでしょう。もちろんお金ももらえます。

そのお金で僕は不老不死の手術を受けます。するとなんということでしょう、僕は永遠の時間を手にすることができます。もう時間の無駄なんてないんだ!時計なんて見なくていいんだ!!!

しかし永遠の命は退屈なものです。知り合いは全員死んでいく中、僕は一人寂しくツイッターを見ます。情報は日々更新されていきます。その全てが退屈なものです。そんな中出会った、一人の女性。名前はメアリー。僕は恋に落ちます。しかし、彼女は老けていく一方、僕の体には何の変化も起きません。ついにメアリーは死んでしまいます。

全てに絶望した僕は、世界を滅ぼそうとします。もう失うものをなくすために。そして、最後には勇者に倒されます。やっと、不老不死の期間が終わったのです。最期に僕は言います。「今行くよ、メアリー。」

暇です。

日記のようなもの4

青い空、白い雲。みずみずしい向日葵が太陽を見上げている今日、もう、本当に、すがすがしいほどに、遅刻しました。部活に。

1時間30分の世紀の大遅刻に気づいたのは、バス停でした。僕は四日間外に出ていませんでした。今日は久々の部活の日。久しぶりにシャバに出ます。朝起きました。16年生きていたらわかります。今日の日付は火曜日です。なんてすがすがしい火曜日なんだ、こんな火曜日は何年ぶりだろう!火曜日の部活の時間に合わせて、準備を済ませ、外に出ました。火曜日の爽やかな空気の味がします。バス停でスマホを見ました。水曜日でした。

 

スマホを叩いたり、横にしたり、電源を付け直したりしました。水曜日でした。

 

カレンダーのアプリを起動しました。水曜日でした。

 

ゲームを起動しました。水曜日のログインボーナスがもらえました。やったー。

 

 

 

 

 

 

 

 

時間というものは、曖昧なものです。そもそも始まりがわかりません。地球の始まりをゼロとするのか、宇宙の始まりをゼロとするのか、はたまた他の何かの始まりをゼロとするのか。その中で人間が独断で決めたものが、今僕たちが信じている、「時間」です。

現代ですら一日の始まりは別々です。0時から、日没からなど、様々な文化があります。ちなみにクリスマスは12月24日の日没から12月25日の日没までです。

そんな人間が作り出した曖昧な時間にとらわれて、どうしましょうか。たまたま部活に参加する時間が一日の十六分の一ずれただけで、何を不安がる要素がありましょう。日時計で見たら、誤差ですよ、誤差。

バスから降り、学校に着きます。足取りは堂々としています。頭の中で「威風堂々」が流れています。テニスコートに着きました。部員の一人がこちらを向きます。僕は、ゆっくりと息を吸い込み、言いました。

 

「遅れてすいませぇぇぇぇぇぇぇぇぇん!」

 

顧問が振り向きました。威風堂々が、サビに突入しました。

16歳、真夏の大冒険!

今週のお題「人生最大のピンチ」

人間万事塞翁が馬です。今の時代なんて、塞翁がサラブレッドしてます。何が起きるかわかりません。しかし、僕はというと、16年、品種改良された何もなさです。安泰も安泰。そんな僕が、まさか手術台に乗せられる日が来るとは思いもしませんでした。

親知らず四本抜き。

文字列だけ見るとスナイパー4人抜きみたいでかっこいいんですけど。僕は生まれつき顎が小さくて、今までも歯を四本抜いてきました。そして、また歯医者で追加オーダーされて、四本抜かれることになりました。多分これ以上抜かれたら僕は人間を名乗ることが難しくなるでしょう。

手術方法は全身麻酔で一気。全身麻酔なんてドクターXでしか見たことがありません。あぁ、怖い怖い。

入院もするらしく、同意書に若干震えながらサインしました。母が。

手術前日、最後の晩餐を終わらせました。もう思い残すことはありません。入院の準備をして、入眠。緊張で眠れないなんてことはなく、麻酔が入ったかのようにすぐ眠りました。

朝一車に乗り込み、病院へ。待合室で待っていたら、隣の男の子がちょうど僕と同い年くらいでした。やっぱり夏休みだから学生が多いのかなーと考えていたら、聞き覚えのある名前が呼ばれました。僕の名前でした。

お母さんと別れの挨拶。「じゃあね。」「生きて帰ってくるよ。」

病室へ連行されました。そこには二人の同志。親知らず三銃士。まず20代のさえない顔をした男性。そして僕の隣が…

さっきのあいつ!

まさかの待合室で隣にいた高2だったという小さな奇跡が起きました。いいよ、こんな安っぽいラブコメ展開。

僕よりも先に同い年の人が手術室に運ばれました。頑張ってこいよ、とひそかに応援していたら、間もなくして帰ってきました。ポッポ、ポッポ、という医療ドラマと水泳のテストでしか聞いたことのない音が響き渡ります。その音は次第に遅くなっていき、ついに、沈黙。

同い年ーーーーーーーーー

なんて展開にはならず、というかもしそうだったら何帰ってきてるんだよって話なんですが、まぁ、無事、帰ってきていました。そして、次に呼ばれたのは16年聞いてきた名です。

看護師と一緒に手術室へ向かいます。手術室に近づくにつれてだんだんあたりが白くなっていきます。僕の顔も、蒼白になっていきます。

着いたのは軽快な音楽がかかる部屋。名前は知りません。ちなみに僕の好きな曲はいきものがかりのYELLです。いや、手術室で「さよならは悲しい言葉じゃない」なんてアレなんで、かけてほしくないんですけど。

手術台に乗り、もう後は野となれ山となれ。墓にさえなってなければなんでもいいや、と思い、身を任せました。よーし、麻酔いつ来るんだ。え、まだ?そろそろm

 

 

 

 

 

…ここは…?ものすごくいい目覚めです。テスト期間で疲れ切って寝た次の日の日曜みたいな。そういえば呼吸が苦しい。水泳のテストで聞く音がします。もしかして、終わった…?

マジで、記憶がありません。いや、当然なんですけど。途中で大門未知子とか入ってきたかもしれないんですけど、一切記憶がありません。あとで高額請求されたらどうしましょう。メロン、アレルギーなんだよな…

病院食が出てきて、それなりにおいしそうだったんですが、生憎口が開けられません。10分おきに休憩をはさみ、看護師さんの半ばイライラした「まだ頑張ってますねー」の声にも耐え、ついに無念のギブアップ。無理でした。一方隣の同い年が、本当にガツガツ食べているのが音で分かりました。

あとは点滴に次ぐ点滴。自分は白ひげなんじゃないかと錯覚しました。夜も針が刺さりっぱなしで、それも利き腕の右に刺さっていて、寝にくいことこの上ありませんでした。白ひげもさぞ寝にくかったことでしょう。

そして次の日、母が迎えに来てくれて、帰りました。帰った後もらった薬に「細川」と書かれていて、これ僕のじゃない!と靴を発見したサツキみたいな声で電話したら、「内容同じだからいいよ」と言われました。僕と同じ薬をもらった細川って、いったい何者なんでしょう。まさか…

ワンピースが公開中だそうです。僕もぜひ見に行きたいんですけど、顔が蒲生君くらい腫れています。あと、手術のことを顧問に言うのを忘れていたことに気づきました。あと、宿題がレッドラインくらい詰みあがっています。それに加え、痛い。さらに、家族旅行に行く日に試合がかぶっていることが発覚。平和だった夏休みが、一気に予定という名の海賊に攻め入られています。

余は、まさに大海賊時代!

夏本番、ってよく聞くけど、夏に練習はない。いつだって本番だ。

自転車から降りた後、カバンが開いていることに気づいて、日本にスリがいなくてよかったーって思ったんですけど、よく考えたら全力で自転車こいでいる人のカバンの中身を盗るようなアグレッシブなスリは海外にもいません。よかったー。

ところで、いやー、最近夏のやつもついに第二形態に突入して、暑さが半端ありません。こっちは雨も全然降らないので、軽くアラバスタみたいになってます。ルフィー、早くクロコダイル倒してー。

しかしどれほど暑くても、コロナが出ても、天地がひっくり返っても部活はあるわけです。テニス部のNo.0 顧問が言うには、大きい大会に出たら午後からも全然試合あるから、とのこと。いや、今年の夏の大会、僕全部初戦負けですけど。涼しい時間帯に帰ってますけど。何なら試合会場に行く時間の方が試合の時間よりも長いという悲惨なことまで起こっています。

そんなこんなでアイドル並みに忙しい日々を送っていたら、いつの間にか親知らずを抜きに行くことになりました。2、3日部活休めるかなーって思っていたら、なんと全身麻酔して4本一気に抜くことになりました。

もちろん反対しました。しかし歯医者の人が「一気!一気!」っていうものですから、うちの母も納得して、よし、ということになりました。

??

全身麻酔するから、二日入院ね」

???

…?

そんな手術の日が、明日です。なので、遺書の代わりにこのブログを書いています。医者曰く、死ぬ確率は、なんと驚異の0。しかし人生何が起きるかわかりません。万全に万全を期して、今日の部活を休もうとしたら、当然のごとく却下されて、今から部活です。

偶然とアブラカタブラな力で、どうにかならないでしょうか。なるわけないか。はぁ。