ウナギ屋に行きました。太陽きらめく日曜日に。
ウナギと言われると僕の中でアナゴやウツボとかナマズがパレードを踊るんですけど、アレらの違いってなんなんですかね。ナマズは地震を感知とか聞くんですけど、ウナギも本気出せばいけるって。似てるし。
なのでウナギのイメージも持たないまま家族に連れられたままに行ったウナギ屋です。老舗っていうんですかね。路地にひっそりとたたずむその店は、まるで教室の僕のようで親近感がわきました。グループワークでひっそりとたたずむ英語の授業の僕。隣の女子が後ろの友達とグループ組んだ時の焦燥。そんな雰囲気を感じました。ウナギ屋に。
満席だったので外の椅子待たされました。タレのいい香りがします。
10分ほど待ちまして、ご来店。「こんにちはー」といきなり言われ、部活を思い出し、親近感がわきました。「顧問がいたら道路を挟んだ道でも挨拶をしろ」と教えられた高1の頃。さっき挨拶した顧問と1分後くらいにまた鉢合わせして気まずくなる。そんな雰囲気を感じました。ウナギ屋に。
うな重を注文しました。女将が厨房に向かって「うな重ー」と叫ぶのになぜか懐かしさを感じました。
本当にサービスがすごかったです。まず出されるお茶。飲み干したらまた出てくる女将さん。ふとコップを見ると満たされているお茶。負けじと飲み干すとその先には女将。お茶、女将。お茶。茶将。お女。お将。茶女。
運ばれてきたうな重には、ご飯とウナギが入っていました。関西と関東でうな重のウナギに違いがあるようです。関東はふわりとしたウナギで、関西では割とパリパリした感じらしいです。身バレを防ぐため食感は言えませんが、美味しかったで。
途中で父の同僚もしくはそれ以上の人が現れたらしく、少し急いでうな重を食べて退出しました。結局、アナゴとの違いは判りませんでしたが、美味しかったです。美味しければなんでもいいんです。ウナギでもアナゴでもウツボでもナマズでもお茶でも女将でも茶女でも。