ボッチ・ザ・ロック
声に出してみると、全部→→→⤵じゃないですか?
→ → → → ⤵
これです。つまり、○○・〇・○○は、文字数がどうであれ、全て→→⤵になるのです。これを僕は→⤵の法則と名付けました。読み方は不明です。
この法則を使えば、素数の法則がわかったり、宇宙の起源を知ることができたりはしないんですが、名前を決める時に便利です。
最近のゲームは名前のオリジナリティーが決め手です。URなんて打ち込もうものなら「それは使用されています。」と出ます。続いてURLと打ち込むと、「それは使用されています。」URL7777「それは使用されています。」スーパーURL「それは使用されています。」スーパーURLZ「それは使用されています。」僕はスマホを投げ、二度とゲームをしないと誓うのです。
しかし、この→⤵の法則を使えば名前なんて一発で決めることができます。なぜならたかがゲームの名前で間に・を入れるような人はいないから。そんな人はDの一族に違いありません。そして読み方が統一されるのです。URだと
→ ↑ ⤵ → → ⤵
ユーアール なのか ユーアール なのかわかりませんが、この法則を使えば読み方を統一して、イントネーションの違いを埋めることができます。
例えば田中さんがゲームをするときは
田中・アンドレ・コンドル
佐藤さんがゲームをするときは、
佐藤・アルティメット・コンドル
ここで重大な事件が発生しました。この→⤵の法則において例外が見つかったのです。その名は、佐藤。
田中・アンドレ・コンドルは何とか→⤵の法則で読むことができるのですが、佐藤に関してはどうしても→⤵になってしまいます。
佐藤
佐藤・アンドレ・コンドル
最初の佐藤の時点で→⤵の法則が働いてしまい、「バケツひっくり返した」のイントネーションになってしまいます。加藤もそうです。ならば斎藤は?いいえ、これは大丈夫です。
斎藤・フェラーリ・コンドル
大丈夫です。法則に乗っ取っています。問題は「ひらがな三文字で最後の文字が藤」の一族です。このままでは僕の説が立証できません。例外があってはダメなのです。
倒さなくては。
倒さなくてはなりません。佐藤を。加藤を。
僕は戦闘スーツに着替え
空へ飛び立ちました。
佐藤を倒すため。
加藤を倒すため。
ああ。
暇です。ポケモンでもします。