学生日記

大学生です。嫌な人が増えたので筋トレ始めました。

めでたい。うん。

いやー、おめでたい。今日は朝から初日の出を見に海岸に行きました。一人で。皆カップルだか友達だかで楽しそうにしていて、あれ、もしかして僕には初日出ないんじゃないのって思ったりもしましたが、ちゃんと平等に出ました。いやー、めでたい。めでたい事この上ありません。

何が?

いや、おめでたいのは全然いいんですけど、何がめでたいのでしょうか。「当選おめでとうございます」とか「ご結婚おめでとうございます」とかなら「あぁ、めでてぇ。」ってなりますけど、「あけましておめでとうございます」となると「え?僕なんかした?」ってなります。心当たりなさ過ぎて詐欺を疑います。「今すぐクレジットカードの番号を入力してください!」って書かれていてもおかしくありません。

そもそも何があけたのでしょうか。夜が明けたのでしょうか。明けない夜はないというように、大体の夜は明けます。十中八九明けます。それの何がめでたいのでしょうか。壮絶な夜だったのでしょうか。空は荒れ、波は押し寄せ、あちらこちらでゾンビがはい回っている。「逃げよう!」と話しかけた友人の様子がおかしい。手が腐っている。ゾンビだ。友人に殺されそうになり、とうとう追い詰められたその時、夜が明ける。ゾンビは灰となり、いつもの日常が戻ってくる。あぁ「あけましておめでとう」これくらいじゃないと、夜が明けてめでたくはありません。

なら、年が明けたのでしょうか。恐らくそうです。しかし、僕は年を越して「めでたい」というほどの2022を歩んできませんでした。寝て食べて顧問に怒られたら終わっていました。全然、めでたくありません。こんなのでめでたかったらなんでもめでたいです。箸が転んでもめでたい。

でも、明けました。だけだとどうも味気ないのも事実です。そこから話を広げられるのはさんまさんくらいです。やっぱり、めでたくしておかないと、ただでさえ何もない正月会話が気まずくなります。

だから、まぁ、とにかくめでたいんですよ。新年は。