学生日記

学生の、日記です。

誇張ばかりの日記のようなもの

ほとんど話したことのない人から電話がかかってきて、気まずい空気が流れた後電話を切られるという、極めて現実的な悪夢を見ました。それで時計を見たら6時25分。あと10分で家を出なければなりません。おい目覚まし、日曜だからってサボるな。

爆速で準備を済ませ、音速で家を出て、光速でバス停に着きました。割と余裕があったので、即野菜ジュースを購入。怒涛の如く飲み干した後、鬼のようにバスに乗りました。

部室に着いたら皆が奴隷のように外で着替えていました。理由を聞くと、部室のカギがないとのこと。仕方がないので僕も外で着替えました。数秒後、鍵が見つかりました。

今日の部活は10時までだったはずなのですが、なぜか11時に延長。全身に怒りが滾り、今にも部長を殺めそうになりましたが、理性で何とか抑えました。

いつものように球を拾っていたら、雨がぽつぽつと降ってきました。その雨は次第に勢いを増し、ついにはかつてノアの箱舟を襲った豪雨になりました。練習は一時中断、そのあと今にも死にそうな部員たちは、いまだ顔色一つ変えず打っている部長を置いて屋根のある所に避難しました。5分経っても、10分経ってもまだ部長は打ち続けます。そのうちボールの速さは音速を超え、光速を超え、時空はゆがみ、時が戻り、そこに江戸ができました。

部活は中止となり、バスに揺られて生還しました。帰り道、「犬」がいて、僕を見るとしきりに吠えてきたので、進んだり戻ったりして「犬」を吠えさせるゲームをしました。面白いことに、僕が帰ったと思って一時は引っ込むのですが、僕が出てきたら「おい、まだいんのかよ」みたいな感じで吠え始めるんです。5分くらい遊んでいました。

Fin。

 

なんなんだこれは。