学生日記

学生の、日記です。

一回戦負けが教える「テニスの見方」

もう五年もテニスをやっていると、目の付け所が違います。皆さんはテニスの試合を見る時にボールに夢中になると思います。しかし、違うのです。本当に注目すべきは、掛け声なんです。

テニスの掛け声は「カモン」が一般的です。その派生として「フォイ」などがあります。カモン、フォイ、カモン、カモン、フォイ、カモン、フォイ。もはや掛け声で試合をしているといっても過言ではありません。掛け声が、勝敗を分けるのです。勝利の女神を呼んでいるとも言えるでしょう。

そんな掛け声ですが、中には特殊なものもあります。例えば

カモーイ

別に掛け声なんか出したくないけど、なんかみんな出してるしとりあえず出しとくか。そんなだらけ切ったカモンがこれ、カモーイです。他にも

コモン

少し上級になるとこれになります。少し英語に自信がある人のカモンが、これです。次に

シャッ シャッ

スカイピースもたまに参加しています。そのうち動画を取り始めそうです。さらに

カマ―

カモンの比較級です。カモンを形容詞だと勘違いしている人が使います。だんだん調子が上がってくると、最上級の「カメスト」が出るはずですが、今のところ聞いたことがありません。稀にこういうものもあります

レッツゴー

どこ行くねーん。もはやカモン関係ありません。お願い、行かないで。試合して。

ピャーー--------

新種の鳥です。雄たけびです。テニスを極めると、人間は鳥になるのです。羽ばたきましょう。

バシュッツ

ラケットを投げつける音です。試合に負け、相手選手に有難うございましたを言った後、思いっきりラケットをフェンスに投げつけます。そして颯爽と帰るのです。次の大会から伝説の人として畏れられます。

 

つまり、テニスを極めたものはカモンを形容詞にするし、どっか行くし、新種の鳥となり羽ばたくし、伝説の人として畏れられるのです。未来のテニスではもっとすごい掛け声が出てくるでしょう。そのうち試合中に聖書を読み始める人も出てくるかもしれません。そして神が降臨し、憑依し、限界を超えたものが打つサーブ「ゴットサーブ」風は吹き荒れ、天は裂け、稲妻が降り注ぎます。相手はなすすべもなく散っていきます。鳴り響くサイレン、泣き叫ぶ母親。そしてゴットサーブを打ったものは「カモン…」と言って、膝から崩れ落ちるのです。

こんなくだらない妄想をしている間にも地球温暖化は進み、戦争は収まらず、三連休は終わりへと向かっているんですよ。はぁ。