学生日記

学生の、日記です。

昼はゲームをし、勉強は夜にかけるというテスト週間を送っていたんですけど、結局YOASOBIしてしまい、スマブラのレートだけ上がっていきました。点数も上げたいんですが、時間がIkuraあっても足りません。

部活もないため、玉集め界のダークホースである僕の腕の見せ所がありません。いや、全然なくていいんですけど。補修にも引っかかっていないので、テストが終わり次第そそくさと帰っています。

家に帰っても一人なので、コンビニで買ってきたババネロファミチキを悶絶しながら食べます。それが最近の日課です。今日もいつも通りババネるかーと思い、袋を破いた時、なんと、猫がいました。

皆さんは猫を知っているでしょうか。人間に甘え、餌をもらう、魔性の動物です。その魔性の動物が、無性に嫌いです。

あいつは、人間社会をうまく利用して生きています。歩くだけで餌がもらえる。本当にうらやまし…恨めしいやつです。あいつは野生をしりません。かといって人間ほどの頭脳を持っているわけでもありません。なのに、何不自由ない生活を送っています。

僕は、絶対、いや多分、えー恐らく猫よりも賢いはずです。猫と戦っても、勝てるような気がしなくもありません。なのに、です。僕が歩いても周りは餌を与えてくれません。商品を探し、金を払い、店員から商品を受け取って、やっとババネロファミチキが買えるのです。

この差は何でしょうか。まず一つに、可愛さ、があると思います。猫は、残念ながら僕よりもかわいいです。著しくかわいいです。僕も人間の中ではかわいい方に入ると自覚していますが、猫にはかないません。

二つ目に、可愛さ。三つ目に、可愛さ。そうです。この世は可愛いが正義なのです。かわいければ餌をもらえる社会なのです。だから、僕は猫が嫌いです。

それにあいつ、僕がカメラを向けるといつも逃げます。僕が近づこうとすると、化け物を見たかのような速さで逃げます。僕はもしかしたら可愛くないのかもしれません。

話は変わるんですが、うちの庭は猫の決戦地になっていて、よくナワバリバトルがおこります。起こるたびにいつも思っているんですが、そこ、僕の家の庭だから。どっちの縄張りでもないから。いやにゃーじゃなくて。

そんな図々しく、可愛い猫が、僕は大好きなんです。はい。ほんとかわいい。マジ天使。しかしそんなことを他人に言ったら、何か男としての威厳がなくなるようで嫌なので、隠して生活をしています。しかし、実際は猫に触りたくてしょうがないのです。猫を撮りたくてしょうがないのです。そして、今日、時が決ました。

 

周りに人がいないことを確認して、カメラを構えます。ババネロファミチキ構っている暇はありません。気づかれないように猫足でそーっと近づき、パシャ。

写真を見ると、そこには猫の姿と、僕を不審そうに見る隣のおじさんが映っていました。

…かくして、僕は今日、猫を撮ることに成功したのです。終