学生日記

大学生です。嫌な人が増えたので筋トレ始めました。

可哀そうな僕のポケモン達

今週のお題「わたしのコレクション」

子供のころ、僕は鬼のようにポケモンの人形を集めていました。鬼のように、といいますが、多分鬼はポケモンを集めないでしょう。言い換えれば、僕はロケット団のように、ポケモンを乱獲していました。

その数、なんと100以上。サトシも「こいつやば…」というでしょう。ピカチュウカイリュー、ヤドラン、ピチュー。目に映るポケモンを、すべて捕獲していました。

その人形はスーパーのお菓子コーナーで買うことができました。なので、スーパーに行くと、僕はお菓子コーナーへと直行しました。稀にスーパーに並んである人形をすべて持っているということがありました。その時はがっかりして店を去りました。サトシも同じポケモンを二体以上持っていないでしょう?そうです、スーパーの中では、僕はサトシでした。

そして、集められたポケモンを使って人形遊びをするのが、僕は大好きでした。自分の世界を作って、物語を作って、そうしてポケモンを動かすのが好きでした。時には、人形が冷凍庫に入っているときもありました。きっとポケモンが冷凍されるという物語だったのでしょう。しかし、とるのを忘れていたせいで一週間冷凍保存されていました。

人形がなくなるときもあります。僕はタツベイとレシラムというポケモンが好きだったのですが、頻繁になくなっていました。その度、僕は泣きながらそれを探したものです。たいてい、棚の奥底か、ソファーの下か、冷凍庫の中にありました。ひどいときは、製氷室にいました。

そんな非人道的な遊びをしていた僕も、もう16です。久しぶりにポケモン人形を見てみると、レシラムの羽は折れ、タツベイの頭はすり減っていました。この思い出の品は、売らずに家に置いておこう、と思いました。どうせ売れないし。